満を持して歯科医院を開業したものの「思ったよりも集患が上手くいかない」と感じたら、宣伝方法やスタッフの対応について見直しを行いましょう。

歯科医院の立地を変えることや診療時間の変更、大幅な診療内容の変更はすぐにはできませんが、ホームページ更新や口コミに対する誠実な対応であれば、費用や時間を抑えて対応することができます。

今回は「開業後の集患にお困りの方」へ、集患が上手くいかない理由と改善方法についてご紹介します。

歯科医院の集患が上手くいかない理由

  • 近隣にライバル歯科医院が多い
  • 立地条件が悪い場所で開業している
  • 存在を知られていない
  • 歯科医師やスタッフの対応の質
  • 診療時間や予約など利便性に乏しい
  • ホームページに必要な情報がない
  • 悪い口コミを書かれている など

しかし、すでに開院している場合、立地条件を見直すことは容易ではありません。まずは、今の環境でできることを中心に、集患状況を改善していきましょう。



開業後に集患を改善するには

歯科医院の開業後に集患を改善する方法は次の3つです。

  1. 広告を出す(ポスティング、ホームページ、WEB広告など)
  2. リピーターや紹介の患者さんを増やす
  3. 口コミ対策をする

1.広告を出す

集患のターゲット定めて広告を出しましょう。

歯科医院の宣伝活動として考えられる主な広告媒体は、ポスティングや新聞などの「紙の広告」とホームページやWEB広告などのインターネット上の広告です。

集患したい層が高齢者であれば、紙の広告も効果的に働くかもしれませんが、若年層を中心に広く集患するならインターネットを中心とした宣伝、広告活動がおすすめです。

ホームページの改善や、有料のWEB広告(リスティング広告)の出稿を検討してみましょう。

2.リピーターや紹介の患者さんを増やす

歯科医院の場合、地域にお住まいの方を中心に集患するため、患者さん全体の数は限られています。

どのような歯科医院なら、「また来たい」「人におすすめしたい」と思うのか、患者さんの立場になって改善します。

一般的に、患者さんかが歯科医院に求めるニーズはこちらです。

【また来たいと思う歯科医院の特徴(一例)】

  • 予約が取りやすい
  • 土日も診療している
  • 家から近い
  • 先生やスタッフの対応がいい
  • 他の歯科医院にはない設備を導入している
  • 清潔感があり安心できる
  • 評判がいい など

上記の項目を満たしていない場合、不足している要素を補いましょう。

地域の方のニーズを知るために、自分の医院やライバル歯科医院の口コミを参考にすることも有効です。

3.口コミ対策をする

歯科医院を探している患者さんにとって、インターネット上の口コミが来院の一押しになることがあります。

しかし、口コミの内容は歯科医院が意図的にコントロールできることではありません。ときには悪い口コミを書かれてしまうこともあります。

診療を進める上で、いつでもパーフェクトな対応ができるとは限りませんので、悪い口コミがついてしまうことも仕方ないことですが、問題は「悪い口コミを書かれた後の対応」です。

可能であれば、すべての口コミに対して返信を行います。いい口コミには「ありがとうございます」など感謝を述べ、悪い口コミには、改善する姿勢を示すことが大切です。

悪い口コミへの返信例 この度はご意見ありがとうございます。ご期待に沿えず申し訳ございませんでした。 いただいたご意見を元に、スタッフ一同改善するよう努めます。

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つい先日(2024年4月)には医師の先生方による、Googleの口コミの削除申請対応への集団訴訟が起こり話題となりました。

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Googleで悪質な口コミを書かれたら!?クリニック集患を守るための口コミ対策【日本ビスカ公式note】

これまでGoogleの口コミ削除はなかなか対応してもらえない、という状況でしたが、今後はより客観的かつ迅速に削除対応が行われる可能性が高まりました。

集患目的のホームページに必要な情報

せっかくホームページを持っていても、要点を抑えていないページでは集患効果が薄くなります。

まずは、ご自身の医院のホームページをチェックしていただき、次の内容が掲載されているか確認してください。不足がある場合は要素を追加したり、改善したりします。

  • 連休・年末年始の休診や診療時間変更など、タイムリーな案内を掲載する場所はあるか
  • 診療時間がわかりやすい場所に掲載されているか
  • 電話番号がわかりやすい場所に掲載されているか
  • 診療内容の案内が充実しているか
  • 設備や院内の写真が掲載されているか
  • 院長紹介のページがあるか
  • わかりやすい地図が掲載されているか
  • 電話以外の予約方法があるか
  • ホームページの印象が古くないか など

患者さんは時代の流れに合う歯科医院に惹かれる傾向もありますので、サイトの雰囲気が古く感じるようでしたら、全体的なリニューアルも効果的です。

その他集患を改善するために必要な行動


集患を改善するために必要な行動はこちらです。

  • スタッフの教育(接客態度や施術のスキルなど)
  • 診療時間や曜日の見直し
  • 予約方法の充実
  • ホームページの内容の見直し など

集患を改善するために、比較的すぐに取り組めることとして「ホームページの内容の見直し」があります。

ホームページの保守やリニューアルは日本ビスカへ

「医院のお知らせを更新する対応をプロに任せたい」とお考えの場合は、ホームページの保守管理サービスの利用をおすすめします。

メールや電話で更新を依頼すると、ホームページに診療時間の変更や患者さんへのお知らせを掲載してもらえる便利なサービスです。

また、ホームページを制作して5年以上経っている場合はリニューアルも検討しましょう。時代の流れに沿って、デザインやホームページの掲載内容、治療方法など、古くなった情報は一新する必要があります。

歯科医院のホームページの制作を行っている「日本ビスカ」では、ホームページの保守管理やホームページのリニューアルも承っております。歯科医院の案件を得意としておりますので、気軽にご相談ください。

ホームページ保守・運用

ビスカのホームページ保守・運用サポートは、先生からのお悩みに最大限応え、保守料金以内で柔軟に対応しております。SEOやMEO対策に必要なGoogleマイビジネスなどの登録も行っております。まずはご相談ください。