歯科医院の患者満足度に影響する要素&3つの施策

(はじめに)

歯科医院で新規患者を集患し、リピート率を上げるには、患者満足度の維持が欠かせません。高い患者満足度を維持することで、歯科医院の経営は安定していくのです。

では実際に、患者さんはどのような要素に不満を感じやすいのでしょうか?患者満足度を上げる施策はあるのでしょうか?

この記事では、患者満足度に影響する要素から施策までをわかりやすく解説します。

歯科医院の患者満足度に影響する3つの要素

歯科医院を開業した後は、新規患者を増やしてリピート率を維持するために顧客満足度を高めていく必要があります。では実際に、患者満足度を左右する要素は何なのでしょうか?

メディアケア生命保険「病院選び・医者選びに関する調査2019」によると、歯科医院の患者満足度は(1)スタッフ対応力(2)待ち時間(3)説明の明確 によって大きく影響することがわかります。患者さんが不満を抱きやすいこれら3つの要素について理解を深めましょう。

スタッフ対応力

スタッフの横柄で不愛想な態度や不親切な対応は、患者さんの不満につながります。例えば、穴が空いた歯や銀歯の付け替えを希望する患者は、とても恥ずかしい気持ちを抱いています。

しかし、そのような患者さんの口腔内の状態を見て不潔と引けば、患者さんは深く傷つくはずです。このようなスタッフ対応力で不満を持つと、悪い評判を流されてしまうため注意しましょう。

待ち時間

歯科医院は治療内容によって、時間や順番がズレ込むことがあります。患者さんは、治療は順番であることは理解していますが、30分以上も待たされてしまうと不満を抱きます。

いかなる理由があっても、予約したのだから予定の時刻から始めるべきと思う方は少なくありません。そのため、「待たせてもしかたがない」ではなく、待合室や診療台での待ち時間をなるべく減らす努力と、どれくらいお待ちいただいたかを把握し、「お待たせして申し訳ありません」などの細やかな声かけが必要です。

説明の明確さ

歯の治療は、患者の要望に沿って行わなければいけません。どのような治療方法があって、メリットデメリットは何か、保険診療であれ自由診療であれ、どの程度の金額がするかなどを明確に説明し、了承を得ておく必要があります。

治療に関する説明がされていないと、「聞いていない」「知らなかった」など、のちのち大きなトラブルに発展してしまうため注意が必要です。

たとえば、むし歯の治療で、かぶせ物を銀歯にするかセラミックにするか、希望を聞く必要があります。患者さんに確認せずに勝手に判断して治療を進めてしまうと、「銀歯は嫌だった」「セラミックでも保険が効くと思っていた」などのクレームに発展する可能性があるので気をつけましょう。

歯科医院の患者満足度を上げる3つの施策

歯科医院の患者満足度に大きく影響する要素をご紹介しました。これらの要素を踏まえた上で、ここでは、歯科医院の顧客満足度を上げる3つの施策をご紹介します。

WEB予約システムを導入する

日本ビスカのWEB予約システム「Mr.WEB予約」

歯科医院の待ち時間はストレスになるため、WEB予約システムが多くの医院で導入されており、「いつでも予約ができる」「待たずに診療が受けられる」と人気を集めています。

矢野経済研究所「新規開業クリニックに関する法人アンケート調査(2019年)」によると、新規開業クリニックの60%以上の医院が予約システムを導入し、少ない待ち時間で診療が受けられるようになってきています。競合医院とサービスの差を付けられてしまう前に、患者さんにもスタッフにも使いやすいWEB予約システムを導入しましょう。

ビスカには歯科専用のWEB予約システム「Mr.WEB予約」があり、医院ごとに合わせてカスタマイズも可能です。お気軽にご相談ください。

デジタルサイネージで情報提供する

日本ビスカのデジタルサイネージサービス「DentaVision」

患者さんとのコミュニケーションを大切にしているつもりでも、情報提供のために時間を割くのはなかなか難しいのが現実です。そこで、待合室や診察室のモニターにデジタルサイネージを流して、自由診療の説明やセルフケアなどの情報提供をすれば、お口の健康への関心を高められ、デンタルIQ向上にも役立つでしょう。

患者さんに積極的に情報提供しておくことで「ここに任せておけば安心」「新しい情報が手に入る」という印象を与えることができます。

Googleマイビジネスで情報提供する

地域情報の検索結果には、Googleマイビジネスの情報が一番上位に表示されます。そのため歯科医院を選ぶ際に、Googleマイビジネスを参考にされる患者さんは多いです。Googleマイビジネスには、スタッフや医院の写真を掲載したり、得意とする治療技術に関する情報も掲載できます。

どのような歯科医師が治療してくれるのか、どのような設備環境なのかを写真で伝えるだけでも、安心と信頼を与えることができます。

成果報酬型MEOサービス

医院にとっての集患施策で今もっとも重要だといえるのがMEO対策です。ビスカでは独自アルゴリズムでのキーワード選定や専門チームによる分析と施策を行っています。

まとめ

今回は、歯科医院の顧客満足度を上げる施策をご紹介しました。最後におさらいをしておきましょう。

【歯科医院の顧客満足度を上げる施策】

・WEB予約システムを導入する

・デジタルサイネージで情報提供する

・googleマイビジネスで情報提供する

まだ上記の施策に取り組まれていない歯科医院は、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?日本ビスカ株式会社では、歯科医院での患者満足度を上げる施策のサポートをしています。興味を持たれた方は「日本ビスカ株式会社」までご相談ください。

医院のホームページ開設はいつ?開業時の準備の流れ

医院の開業準備は、想像以上に大変です。また、1つでも抜け落ちてしまうと、オープン時に大変な目に遭ってしまいます。この記事では、医院の開業の準備の流れについて分かりやすく解説しています。順番に従って準備を進めていけば、段取り良くスムーズに準備が行えるはずです。ぜひ、医院の開業の参考にしてみてください。

6ヵ月前に行うべき開業時の準備

まず、6ヵ月前に行うべき医院の開業の準備についてご紹介します。

物件決定

半年前には、物件を決めましょう。どこの場所で開業するかで、医院運営の方向性も大きく異なってきますが「立地」「人口」「競合」の3つの観点を重視して、物件を決めることが大切です。

また、「居抜き」「テナント」「購入」「リース」など契約方法によっても、メリット・デメリットがあります。この4つの違いを理解した上で物件を決定しましょう。

内装工事

物件が決定したら、専門業者に内装工事を依頼します。さまざまな内装業者が存在しますが、以下のような特徴を持った業者であれば、満足度の高い内装に仕上げてもらえるはずです。

【選ぶべき内装業者の特徴】

  1. 明朗会計で開業サポートをしてくれる
  2. 診療方針による内装デザインを提案してくれる
  3. 患者目線の内装設計をしてくれる
  4. 競合他社との差別化のアイデアを考えてくれる
  5. 物件探しからサポートしてくれる
  6. 定期的なメンテナンスをしてくれる

ロゴの制作

さまざまな制作物を作るうえで核となるのがロゴマークです。医院のロゴは、看板、診察券、ホームページなど多くの場所で使われます。そのロゴを見るだけで「あ、あの医院だ」と患者さんに印象付けられ、覚えてもらえるようになります。ロゴマークには医院の方向性を形にしたものなので、しっかりと考えて制作することが必要です。ビスカでもロゴの制作を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

看板工事

歯科医院の開業に必要なものとして「看板」があります。看板は、街の住民の方に「ここに歯科医院がある」と認知してもらうためのものです。集患に欠かせない大切なツールのため、看板にもこだわりましょう。看板には「タワーサイン」「ファサード看板」「ウィンドウサイン」「プレート看板」があります。それぞれの特徴を理解した上で最適な看板を制作しましょう。

ホームページドメイン取得・準備ページ公開

ホームページからの集患は新規患者の獲得に欠かせません。ホームページを検索サイトで上位に表示させるためには、SEOの観点からもできるだけ早い時期に開設が望ましいですが、内装や機材が揃うのは開業直前で写真も撮影できないことも多々あります。そんな場合には、まずホームページ開設のためのドメイン取得を行い、準備ページを公開しておきましょう。準備ページには、開業日や住所、医師の経歴やメッセージなどを掲載します。併せて実際のホームページ制作をスタートさせましょう。ホームページは規模や仕様によって制作期間が異なりますが、あまり期間が短いと思い通りに仕上がらない、内覧会までに間に合わないというケースもありますので、6か月前には制作を開始することが望ましいでしょう。ビスカでは6か月以上前からのホームページ発注も承っておりますので、ご相談ください。

3ヵ月前に行うべき開業時の準備

次に、3ヵ月前に行うべき医院の開業時の準備についてご紹介します。

名刺の制作

名刺制作は、デザインまで依頼すると1ヵ月以上はかかります。関係各所への挨拶周りに必要になることもあるため、余裕を持って3ヵ月前には制作依頼をしましょう。名刺を制作する場合は、記載する項目を考えておきます。また、保有資格や経歴などをまとめておくと、スムーズに依頼できるため、事前に用意しておきましょう。

診察券の制作

診察券は患者さんの財布の中で携帯され、医院の顔となるものです。そのため、診察券のデザインにもこだわり、3ヵ月前から制作をしましょう。裏面には診察時間を記載しますが、表面はホームページなどとリンクしたデザインにすると覚えてもらいやすくなります。また、素材や厚みを変えるだけでも、質感が大きく変わります。ビスカでは繰り返し印字ができるリライトプリンター用の診察券を含め、豊富な種類を扱っております。

封筒制作

紹介状を書くことも多いため、封筒も欠かすことができません。大切な個人情報を扱うことが多いため、中身が透けて見えない素材を選ぶことも重要です。封筒にもロゴを入れ、医院のイメージカラーと統一させましょう。ビスカではホームページや名刺、診察券とのトータルブランディングも可能です。

予約システムの導入

近頃は、予約システムを導入する医院が増えてきました。患者満足度は待ち時間で大きく左右するといわれているため、予約システムの導入は必須となってきています。また、感染予防対策として、予約のコントロールのために活用している医院も少なくありません。

予約システムはホームページやレセコンとの連携も可能ですので、早めの準備が必要です。ビスカの予約システムは開業前にスタッフの方たちに操作方法をご説明したり、土日祝も21時までコールセンターが対応するなどフォロー体制が充実しています。まずはご相談ください。

1ヵ月前に行うべき開業時の準備

最後に1ヵ月前に行うべき開業時の準備についてご紹介します。1ヵ月前は、地域の医師会や関係者にあいさつ回りをしたり、内覧会を行ったりすることもあるでしょう。これから開業する医院がどんな医院なのか、ホームページで確認される機会も増えてくるはずです。余裕をもって情報を開示し、開業後にスムーズな集患ができる体制を整えておくことが大切です。

ホームページ開設

開業1ヵ月前から直前でも1週間にはホームページを開設することが重要です。開業前後は、近隣住民からの興味を持たれやすく、新規患者の獲得のチャンスです。住所や地図、診療時間や診療内容に間違いがないかをよく確認してから、ホームページを公開しましょう。

ホームページ運用

ホームページを開設しても、地域の住民に閲覧してもらわなければ意味がありません。そのため、ホームページ運用方法を考えていきます。ホームページ運用には、SEO対策・MEO対策・リスティング広告・SNS運用などがあります。

また、開業前からブログの運用はおすすめです。開業直後はバタバタしがちなため、開業前にブログ更新やSNS運用に慣れておくことをおすすめします。ビスカでは各種Webマーケティングサービスでホームページ運用をサポートしますので、ぜひご利用ください。

カルテファイルの導入

電子カルテが増えてきたとはいえ、災害時に電気が使えない場合など、アナログな紙カルテならではの便利さが見直されつつあります。とくに歯科や眼科、耳鼻科、動物病院など処置が多い科目では、図でサッと書き込みやすい紙カルテの需要は高いといえます。ビスカのファイリングシステムは他社製品と比較してファイルの材質が丈夫で番号のカラーシートの発色が良く、カルテ管理がスムーズにできると好評をいただいています。長年のノウハウを生かして、最適な管理方法をご提案いたします。

まとめ

今回は、医院の開業前に行うべき準備について解説しました。さまざまな準備があり、想像以上に大変です。また、1つ1つの準備にコツがあります。そのため、医院の開業支援実績を豊富に持つ専門業者にまとめて依頼することをおすすめします。

日本ビスカは、医院の開業時には、ロゴマーク制作にはじまり、ホームページ制作や印刷物、予約システム、カルテのファイリングシステムなどトータルでサポートしております。ぜひ、開業前の準備に悩まれている方は「日本ビスカ」にご相談ください。

ホームページ制作サービス

ホームページは、クリニックの資産として育てていくことができるものです。まずホームページを開設することは、インターネットから集患するうえで欠かすことはできません。

ビスカでは、公開までのスケジュールやニーズ、ご予算に合わせて柔軟に対応できるホームページ制作プランを3つご用意しております。

 

【2023年12月現在まとめ】医療広告ガイドライン

※この記事は2023年12月に情報を更新しています。

医療広告ガイドラインとは

すべての医療機関のホームページには、厚生労働省によってガイドラインが定められていることをご存知でしょうか?
医療行為は人の健康や命に関わります。そのため、医療機関の「広告」には、記載していい内容が「医療法」によって厳しく定められています。


昨今、インターネット上の医療広告や医療サービスに関する消費者トラブルが増加していることから、医療機関のホームページも規制の対象とする「医療広告ガイドライン」が2018年6月に施行されました。


医療機関として、ホームページにおいても信頼性の高い情報を提供することが求められています。

2018年6月【医療広告ガイドライン】施行

  • 医療法上の広告規制(折り込み広告、CM、看板、 ホームページ等)
  • 虚偽禁止 (罰則あり)
  • 誇大広告の禁止
  • 基準違反への 中止・是正命令 (命令を無視した場合には罰則あり)
  • 広告等可能事項を限定 (限定解除要件あり)

参考:

厚生労働省「医療広告ガイドライン」(令和5年10月改定)

医療広告ガイドラインに関するQ&A(令和4年3月改定)

医療広告規制におけるウェブサイトの事例解説書 (第3版)(令和5年10月作成)

ガイドラインに違反したら

厚労省の委託業者によるネットパトロール、一般ユーザーの通報などによって「違反の疑いあり」と審査されると、委託業者から医療機関に通知がきます。この時点で、すみやかに修正対応することを心がけましょう。
通知から約1ヶ月後に、違反した点が実際に改善できているか確認されます。

1ヶ月間経過しても修正が行われない場合や改善が認められない場合は、自治体に情報提供が行われます。
違反内容が悪質な場合など、医院の閉鎖処分や6か月以下の懲役または30万円以下の罰金刑が科される可能性もあります。

WEB業界の対応

医療機関のホームページの監視体制が強化されるようになり、WEB業界でも「医療広告ガイドライン」に準拠したホームページ制作がなされるようになってきました。

しかし、医療広告に慣れていないWEB制作会社では、「医療広告ガイドライン」の正しい理解ができておらず、違反の文言を使用してしまったり、反対に過剰遵守してしまい、集患の妨げとなってしまう残念なケースもみられます。


そのため「医療広告ガイドライン」のルールにのっとり、適切な表現や修正を提案できるWEB制作会社に依頼することが重要です。

医療機関のホームページで避けるべき表現とは

医療機関のホームページに記載する際に、避けるべき表現について「虚偽」「著しい誇大」「薬機法などの法違反」の違反にわけてご紹介します。

虚偽

例1 加工・修正した術前術後の写真やイラストの掲載
あたかも効果があるかのように見せるために加工・修正した術前後の写真やイラストなど。誇大、または虚偽となります。

例2 「当院では、絶対安全な手術を提供しています」「どんなに難しい症例でも必ず成功します」
絶対に安全な手術を行うことは医学的に困難なため、虚偽となります。

例3 「一日で全ての治療が終了します」(治療後に定期的な処置が必要な場合)
症状や状況によって、すべての治療が必ずしも一日で終わらない場合もあり、誤解する可能性があるため、虚偽となります。

例4 「○%の満足度」(根拠や調査報告の提示はなし)
データの根拠を明らかにせずに、結果と考えられるもののみを示すことは「虚偽」として扱われます。また、調査対象が非常に限られていたり、謝礼を支払って誘導された調査結果も「虚偽」となります。

例5 「当院は、○○研究所を併設しています」(研究実態なし)
法第42条の規定に基づき、研究の実態がない場合は「虚偽」として取り扱われます。

著しい誇大1:他との比較などによって優良性を示そうとするもの

例1 「○○の治療では、日本有数の実績を有する病院です」「当院は県内一の医師数を誇ります」など
自らの医療機関が、他の医療機関よりも優良である旨を示す表現は誤認させやすいためNGです。

例2 「芸能プロダクションと提携しています」「著名人も○○医師を推薦しています」など
芸能人等が受診している旨の表現。事実であっても、他の医療機関よりも著しく優れているとの誤認させやすいためNGです。

例3 「他の医院より●●手術の成功率が高い」など
事実であっても、他の医療機関よりも著しく優れていると誤認させやすいためNGです。

著しい誇大2:医療機関にとって都合が良い情報の過度な強調

例1 「知事の許可を取得した病院です」
病院が都道府県知事の許可を得て開設するのは当然であるのに、特別な許可を得たかのように誤認させるおそれがあるため。

例2 「医師数○名(意図的に古い情報などを掲載)」
実態に即した人数に随時更新するよう努めるべきであること。

例3 「○○学会認定医」「○○協会認定施設」(活動実態のない団体による認定)
客観的かつ公正な一定の活動実績が確認されない団体、医療機関関係者自身が実質上運営している団体や活動実態のない団体などによる資格認定や施設認定が対象となります。

例4 「○○センター」(医療機関の名称または医療機関の名称と併記して掲載)
救命救急センター、休日夜間急患センター、総合周産期母子医療センターなど、一定の医療を担う医療機関である場合や、都道府県等が認める場合以外は、誇大となります。(病院内の掲示で「透析センター」などと掲示することはOKです)

例5 医療機関に都合のいい体験談
患者さんや医師・スタッフからの治療や診療についてのクチコミは規制の対象です。意図的に取捨選択したり、謝礼などによって誘導した感想の掲載も避けましょう。

著しい誇大3:早急な受診を過度にあおる表現、または費用の過度な強調

例1「ただいまキャンペーンを実施中」、「期間限定で○○療法を50%オフで提供しています」、「○○100,000円50,000円」、「○○治療し放題プラン」、「顔面の○○術 1か所○○円」

例2「無料相談をされた方に○○をプレゼント」

来院者や受診者全員にもれなくプレゼントするのであれば、総付景品という位置づけにはなりますが、医療と直接関連づけることは避けましょう。

著しい誇大4:不安を過度にあおり、不当に誘導するもの

例1 「○○の症状のある二人に一人が○○のリスクがあります」、「こんな症状が出ていれば命に関わりますので今すぐ受診ください」
特定の症状についてのリスクを強調し、医療機関への受診を誘導する表現。

例2 「○○手術は効果が高く、おすすめです」
特定の手術・処置などの有効性を強調して、その手術などを受けるように誘導する表現。

例3 「○○手術は効果が乏しく、リスクも高いので、新たに開発された○○手術をおすすめします」
特定の手術・処置などのリスクを強調して、それ以外の手術などへ誘導する表現。

「薬機法」「健康増進法」「不当景品類及び不当表示防止法」「不正競争防止法」の法違反

例1 「病気から回復して元気になる姿」をイメージさせるイラストや写真
回復を保証しているような印象を与えるため、“景品表示法”違反で行政処分の可能性があります。

ホームページを作る際に気をつけること

前述した通り「虚偽」「著しい誇大」「薬機法などの法違反」は掲載しないよう注意しましょう。
ホームページ上の文章はもとより、イラストや写真、データも、虚偽・著しい誇大・薬機法などの法違反にあたっていないかどうかの確認が必要です。


特に「ガンが治る」「若返る」などの文章・写真・イラストは、ガイドライン違反として行政処分の対象となる可能性があります。

ルールを守れば掲載できるもの

1.限定解除要件を満たせば、下記6つの専門医以外でも記載OK(歯科の場合)

・日本口腔外科学会 口腔外科専門医
・日本歯周病学会 歯周病専門医
・日本歯科麻酔学会 歯科麻酔専門医
・日本小児歯科学会 小児歯科専門医
・日本歯科放射線学会 歯科放射線専門医
・日本歯科専門医機構認定 補綴歯科専門医 

※限定解除要件・・・ホームページに連絡先の明示・自由診療の内容・料金の明示・リスクの明示が必要。
(インプラントや矯正治療、ホワイトニングなどの自由診療は、治療の期間・回数、治療の流れも明示が必要)


※学会名・資格名は正式名称で記載が必要。

2. ビフォーアフターの写真はデータの明記があればOK

ビフォーアフターの写真を載せる場合は、「患者さんの年齢・症状・治療方法・治療期間・治療費・リスク・デメリット」などのデータを明記すれば、掲載が可能です。


ただし、撮影条件や被写体の状態を変えて撮影した術前術後の写真等を掲載することは、誤解を与える可能性があるため、規制の対象となる可能性があります。あたかも効果があるかのような印象を与えるイラストも避けましょう。

3. 診療や治療以外のクチコミはOK

医院へのアクセスがよい、スタッフが親切、院内に清潔感がある、WEB予約があるので便利、キッズスペースが充実しているなど、医療や治療と直接関係がないことはクチコミOKです。


ただし、患者さんや医師・スタッフからの治療や診療についてのクチコミは規制の対象となる可能性があります。

4.情報があれば、国内未承認の医薬品等の掲載もOK

「薬機法(旧薬事法)」では、承認前の医薬品・医療機器の名称、効能・効果、性能などについての広告が禁止されています。

しかし、歯科で扱う「インビザライン」「3mix法」「ドックベストセメント」などは、自由診療・費用・デメリット・治療回数・治療期間・治療の流れなどと、「入手経路」、「国内の同一医薬品の有無」、「諸外国における安全性の情報」を明示し、厚生労働省ホームページの「個人輸入において注意すべき医薬品等について」のページを情報提供すれば、掲載が可能です。

5.期間限定での料金の変更表記はOK

クリニックの会員限定ページや医院専用アプリ等で、キャンペーンや割引などの強調は品位を下げるためNGですが、期間限定で料金改定のお知らせをするのはOKです。

例)料金改定のお知らせ
●月●日~●月●日の間、「ホワイトニング」は料金を変更いたします。

オフィスホワイトニング/価格15000円(計2回)

ホームページに掲載すべきこと

(自由診療を行う医療機関に限る)

1.治療の内容・費用・期間・回数等

自由診療は保険診療と異なり、医療機関によって治療内容や医療費が大きく変わります。
そのため「医療広告ガイドライン」では、通常必要とされる 治療内容・平均的な費用・治療期間・回数などを掲載し、情報をわかりやすく提供することが求められています。

平均的な費用が明確でない場合は、最低金額から最高金額までの範囲を示すなど、なるべくわかりやすく示すとされています。

2.治療等のリスク、副作用等

自由診療に関しては、リスクやデメリット、副作用などの情報に関しても、適切かつ十分な情報を提供することが重要です。

小さい文字で目立たないように記載したり、リンク先に掲載するのではなく、誰が見てもわかりやすく記載することが重要です。

日本ビスカでの今後の対応について

日本ビスカでは、「医療広告ガイドライン」を踏まえてホームページを制作しております。
ただし、規制についてはさまざまな解釈があり、自治体によって規制基準が異なる場合もあるため、大手企業も指摘を受けながら修正を繰り返している状況です。


万が一、弊社がホームページの保守をお引き受けしている医院様のもとに通知があった場合は、ビスカに修正依頼のご連絡をお願いいたします。


医院様のホームページが医療ガイドラインに即しているかをご確認されたい場合は、下記のフォームからお問い合わせいただけますと幸いです。

お問い合わせはこちら

※今後の弊社の対応について詳しくは下記をご参照ください。

1.なるべく今のホームページの内容を残したいので、相談したい
(医院様のご希望をうかがいながら、医療広告ガイドラインをクリアできる表現を探るお手伝いをさせていただきます)

2.ガイドラインに準拠したものに修正したい
(医療広告ガイドラインに準拠して修正させていただきますが、自治体によっては修正通知を受ける可能性もありますので、あらかじめご了承ください)

ホームページ制作サービス

ホームページは、クリニックの資産として育てていくことができるものです。まずホームページを開設することは、インターネットから集患するうえで欠かすことはできません。

ビスカでは、公開までのスケジュールやニーズ、ご予算に合わせて柔軟に対応できるホームページ制作プランを3つご用意しております。

Googleマイビジネスで悪い口コミを書かれないための対応策

はじめに

たとえば歯科医院であれば、日本歯科医師会によると、全国の歯科医院(診療所)は68,940軒(2016年)。コンビニの店舗数(約5万8,000軒)を大きく上回る数の歯科医院が存在しています。

歯科医院があまりに多いため、患者さんはGoogleマイビジネスで歯科医院の口コミ・評判を調べて選んでいるのが実情です。悪い口コミ・評判が書かれてしまったら、集患力に大きな影響が出てしまいますので、 なるべく良い口コミ・評判がもらえるように対応しましょう。この記事では、Googleマイビジネスの悪い口コミが書かれないための対応をご紹介します。

1.スタッフの対応力

医院の悪い口コミにつながりやすいのは「スタッフの対応」です。たとえばですが、診察台で待たせてしまったにも関わらず、「おまたせしました」などの声かけがないと不快に感じてしまいます。その一方で、患者さんの不安を払拭するような優しい声掛けがあると顧客満足度を高められます。常に患者の立場を考えた接遇を心掛けましょう。

【悪い口コミ】

先生が遅刻してきたにも関わらず、謝罪されませんでした。診察室に入った後も30分程度放置されたので2度と行きません。

【良い口コミ】

スタッフの対応力が良いです。事前に予約をしておけば、待合室で待つ必要がありません。そのため、ストレスなく治療が受けられます。

2.医師の技術力

たとえば、新しい設備を導入したり、新しい治療法を勉強して治療の精度を高めている歯科医院は、患者さんからも喜ばれます。患者さんが痛みに不安を感じている場合は、説明をしっかりしたうえで麻酔に工夫をして痛みを抑えた施術をすると喜ばれるでしょう。その一方で、説明をしっかりしないで痛みを我慢してもらうと悪い口コミを書かれることがあるので、注意しなければいけません。

【悪い口コミ】

男の先生1人で歯を削るからだと思いますが、口の中にモノを詰め込みすぎ。説明をしないまま、勝手に歯を削られて痛かったです。

【良い口コミ】

奥歯2本をインプラントにする手術を受けることにしました。最初は不安でしたが、麻酔を丁寧にしてもらったので 、全く痛みを感じずに済みました。他の歯の色と合わせてくれて、とても技術力が高かったです。

3.施術料金

保険適用外の治療については、「自由診療」と明記のうえ、ホームページ上に料金表を掲載しておきましょう。保険適用外の治療は、施術前に料金を提示して、患者さんの同意を得ておくことが必要です。はっきりとした同意を得ずに施術をしてしまうと、クレームに発展してしまいます。

【悪い口コミ】

歯科医院の料金体系が良くわかりませんが、治療費がやけに高かったです。同じ治療だと思いますが、他院の方が安かったです。

【良い口コミ】

患者さんの立場に立って、良心的な治療をしてくれます。いくらかかるのか、あと何回通うのかという説明が事前にきちんとあるので、安心して通うことができます。

補足:虚偽広告にならないように注意!

虚偽広告はしないように気をつけましょう。たとえば、「子ども好きで小児歯科が得意」とホームページに書いてあるのに、実は子どもが苦手で、つい冷たい態度で接してしまうと、クチコミで書かれる可能性があります。また、機器の故障で一時的に行えない治療がある場合は「新着情報」などで知らせましょう。

まとめ

Googleにかぎらず、一度ネット上で公開されてしまった情報は消せないままずっと残り続けることから、「デジタルタトゥー」とも呼ばれています。口コミを参考にする患者さんは多いので、どのような対応が悪い口コミにつながるのか、配慮しながら対応するようにしましょう。また、診療時間の変更など、ホームページと実際の情報との相違もクレームになりやすいです。そのため、ホームページは定期的に更新をしましょう。ビスカでは、ホームページの情報更新にもスピーディーに対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

成果報酬型MEOサービス

医院にとっての集患施策で今もっとも重要だといえるのがMEO対策です。ビスカでは独自アルゴリズムでのキーワード選定や専門チームによる分析と施策を行っています。

コロナ禍で実施すべき医院のWeb対策&集患の成功事例

はじめに

新型コロナウイルス感染拡大は、医院経営にも大きな影響を与えています。

日本歯科医師会のアンケート調査結果によると「コロナの影響で外来患者数が減少している」と回答した歯科医院は9割。衛生用品の価格の高騰などの影響もあり、経営で不安を感じる歯科医院も増えてきているようです。

しかし、コロナ対策に真摯に取り組む姿勢を患者さんに伝えれば、このような状況は集患の良いチャンスにもなります。この記事では、コロナ禍で実施すべき医院のWeb対策&集患の成功事例をご紹介します。

対策(1):院内での取り組みを伝える

医院で受診したいけれど、待合室の混雑や器具の使用で感染リスクが高いのではないかと、「受診控え」が社会問題化しています。このような患者さんの不安を払拭するために、ホームページで院内での感染予防対策の取り組みを伝えましょう。ビスカでは保守サービスで、ホームページのトップページにコロナ対策の紹介を追加したり、追加ページ制作に対応していますので、ご相談ください。

(※感染予防対策の取り組みは、ホームページだけではなく、SNSやGoogleマイビジネス等にも掲載しておくことをおすすめします。)

当院の取り組み

当院では、安心して治療が受けられるように、次のような感染予防対策に取り組んでいます。

【日頃から取り組んでいる感染予防対策】

1.出勤前にスタッフの検温を実施します。

2.(歯科)エプロン・グローブ・コップは施術ごとに廃棄します。

3.頻繁に手洗いを行います。

4.診療台や操作パネル等は消毒液で清掃します。

5.定期的に窓を開けて換気をします。

6.(歯科)粉塵飛散防止のための口腔内外バキュームを使用します。

7.診療室、待合室に空気清浄、消毒剤を設置します。

対策(2)「患者さんへのお願い」を伝える

院内の取り組みだけではなく、来院時の患者さんへのお願いも伝える必要があります。患者さんに感染予防対策の協力を依頼する姿勢を見せることで、医院の衛生管理に対する信頼度を上げることができます。

患者さんへのお願い

歯科では、歯科医師会の診療ガイドラインに従って、次のような感染予防の協力をお願いしていることが多いようです。

【患者さんに協力を依頼している感染予防対策】

1.受付時には、体温測定にご協力ください。

2.コロナウイルスに関する問診票の記入をお願いします。

3.マスク着用や手指の消毒など、感染予防対策へご協力ください。

4.待合室では、席の間隔を空けてお座りください。

5.待合室が混雑している場合は、院外での待機にご協力ください。

対策(3)予約フォーマットを設ける

医院のクレームおよび課題に「待ち時間」があります。このような課題を解決するためにも、予約フォーマットを設けている医院が増えています。

新型コロナウイルスにかぎらず、感染拡大の防止策として予約フォーマットは今後必須となってきており、全予約制で混雑を避けるなどの工夫が求められています。

補足:集患に成功している医院の感染予防対策

新型コロナウイルスの影響で、医院は衛生管理がより求められるようになりました。実際に、衛生管理を徹底している医院は集患に成功しています。そのため、これを機会に衛生管理を見直してみましょう。ここでは、集患に成功している医院の感染予防対策をご紹介します。

熱感知カメラの設置

受付時に行う体温測定は、熱感知カメラを設置すると、非接触で体温測定が行えるので便利です。通常の体温計では時間がかかり接触も気になりますが、熱感知カメラであれば、瞬時に体温が測定できます。

紫外線照射装置の設置

紫外線照射装置は、紫外線を使用して高速かつ効果的に目に見えないウイルスを殺菌する装置です。Withコロナ時代におけるアイデアとして注目を集めています。

飛沫対策スクリーン

診療台に飛沫対策スクリーンを設置する歯科医院も増えています。飛沫対策スクリーンを導入する際は、キャスター仕様で移動ができるものを選ぶと便利です。

センサー式水栓の設置

洗面台の蛇口のハンドルを非接触型のセンサー式水栓にすることで、感染予防対策ができます。各自治体で自動水栓の導入が推奨されているため、この機会に交換を検討してみましょう。

全自動トイレの導入

感染予防対策に力を入れている医院では、感染対策で全自動トイレに交換したところもあります。オゾン水の 自動散布や泡の自動洗浄など、お掃除機能が供えられたトイレを取り付けることで、より清潔な空間を維持できます。

まとめ

新型コロナウイルスで外来患者数が減少したと回答する医院が多くを占めますが、感染予防対策に取り組んでいる医院は、コロナ禍でも黒字経営を維持できています。

今回は、コロナ禍で実施すべきWeb対策&院内整備をご紹介しました。集患に成功している医院の感染予防対策を把握して、ぜひ、1つずつ取り組んでみてください。

ホームページ制作後は何をすればいい?医院のWEBマーケティング施策

はじめに

ホームページを作って公開したけれど、集患効果が見込めないと悩む医院は少なくありません。実際に、ホームページで集患効果を得るためには、ホームページの「運用」をしなければいけません。では実際に、どのようにホームページ運用していくべきなのでしょうか?ここでは、医院が実施すべきWebマーケティング施策についてわかりやすく解説します。

医院の集患力を決める6つの要素

WEBでコントロールできない要素

1.診療圏

医院に通える人の範囲です。一般的に一次診療圏が約0.5km圏内、二次診療圏が約1km圏内と言われています。診療圏の居住者や昼間人口(他の地域から通勤してくる人口)などから集患数を見込みます。

2.建物立地

住宅地の中の戸建てか、商業施設の中のテナントか、など 建物立地の条件は開業時に決まり、変えることはできません。

3.競合

同じ診療圏での競争相手です。

このように診療圏・建物立地・競合は、集患には大変重要な要素ではありますが、開業時に決まってしまったり、コントロールすることができない要素といえます。

WEBでコントロールできる要素

コントロールというと語弊があるかもしれませんが、施策を打つことで高められる要素になります。

4.知名度

医院が、診療圏の人にどれだけ知られているか、医院を探している人にうまくピーアールできていますか?

5.独自性

他の医院にはないサービスや特徴があるか、またそれをきちんとアピールできていますか?

6.患者満足度

患者さんが治療を受けた後の満足度は、口コミや評判に反映されることがあります。悪い口コミを放置はしていませんか?

医院の「認知度」を上げるための施策

そもそも、医院の存在を診療圏の患者さんに知ってもらわなければ、ホームページにアクセスされることもなく、集患が見込めません。そのため、Web施策で歯科医院の認知度を上げていきましょう。ここでは「認知度」を上げるための施策をご紹介します。

1.Web広告(Google・Yahoo)を活用する

GoogleやYahooのオンライン広告を活用すれば、歯科医院の認知度アップが図れます。オンライン広告にはテキスト型広告とバナー型広告、動画広告などの種類があります。

例えば、感染予防対策の取り組みを画像で魅せることで、安心して治療が受けられる歯科医院と訴求できるでしょう。また、歯科医院の先生やスタッフの写真を載せるオンライン広告戦略も多いです。

リスティング広告

短期的にホームページのアクセス数を増やしたい場合には、確実に検索結果上位に表示されるリスティング広告がお勧めです。

ビスカではGoogle広告の有資格者が、集患に繋がりやすい効率的な運用を行っております。

2.Googleマイビジネスに登録する

Googleマイビジネスとは、Googleマップ上に医院の情報が表示できるサービスです。最寄りの医院を探す際に、Googleマップを参考にする人は増えているため、集患効果が期待できます。

また、Googleマイビジネスに登録する際は「ホワイトニング」「インプラント」など得意とする診療科目や治療を記載しておくと、検索上位されやすくなって集患効果が見込めます。

Googleマイビジネスへの登録がまだの場合は、ビスカまでお問い合わせください。

3.SEO対策

ホームページ上で、患者さんに価値あるコンテンツを提供すると、検索エンジンにWebページが評価されて検索結果で上位表示されます。SEO対策は効果が出てくるのに数カ月かかるため、即効性のある施策ではありませんが、コンテンツは医院の財産となります。そのため、長期的な施策としてSEO対策はおすすめです。

成果報酬型SEOサービス

インターネット経由の集患を増やせるかどうかはSEO対策をしっかりできているかといっても過言ではありません。

ビスカでは、成果がでなければ一切費用を頂かない「成果報酬型」SEOサービスをご提供しています。

4.オウンドメディア運営

ホームページとは別にオウンドメディア(自社媒体)を運営する医院も増えてきています。院長が執筆した信頼性の高い記事で、健康に有益な情報が得られるオウンドメディアを運営してファンを獲得すれば、あちこちにリンクが張られるようになり、医院の自然検索数が増えて知名度が上げられます。

医院の「独自性」を高めるための施策

医院のHPやSNSの情報発信の仕方次第では、独自性を高めて注目を集められます。独自性を高めて、他院との違いを患者さんに伝えることで集患力がアップします。では実際に、どのような施策をすれば良いのでしょうか?ここでは、「独自性」を高める施策をご紹介します。

ホームページのコンテンツ制作

ホームページのコンテンツで独自性を高めることができます。たとえば、医院のコンセプトで「子どもを笑顔にする診療を心がけています」と笑顔の子どもたちと笑顔の先生・スタッフを載せれば、子どもが安心して治療が受けられるキッズフレンドリーな医院だと伝えられます。また、「先進機器〇〇を導入しています」「〇〇専門医です」など医院の強みを書くことで、他院との差別化が図れることを書きましょう。

ビスカでは他院との差別化を考慮したホームページ制作が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

SNS運用

SNS運用で他院と差別化を図る医院が増えています。治療のBefore/Afterの写真をたくさんアップして技術力を訴求してファンを構築している医院もあれば、専門性の高いコラム、時節に合わせたトピックスを発信して話題を集めている医院もあります。

患者さんとコミュニケーションする場として、運営しやすい方法でSNS運用を始めてみましょう。ビスカでもFacebookなどのSNS広告を取り扱い、ご好評いただいております。

歯科医院の「患者満足度」を上げる施策

初めて医院を訪れる方は、何かと不安になるものです。そのため、実際に治療を受けた患者さんの口コミを参考にします。では、口コミの患者満足度はどのように上げれば良いのでしょうか?ここでは、患者満足度を上げる3つの施策をご紹介します。

WEB予約システムを導入する

医院のクレーム及び課題の1つに「待ち時間」があります。このような課題を解決するためにWeb予約システムを導入しましょう。予約に合わせて診療することで、患者さんの待ち時間が減らせます。その結果、待ち時間がなくて通いやすい医院と満足度を上げることができます。日本ビスカでは、医院の診療体制に柔軟に合わせた予約システムをご用意していますので、お気軽にご相談ください。

予約システム[Mr.WEB予約]はこちら

院内の取り組みを大切にする

患者満足度を意識した施術や接客を心掛けることが大切です。たとえばですが、麻酔注射が苦手な人には、表面麻酔がしっかり効いてから、電動麻酔器で一定の圧で注射する、ウォーマーで麻酔薬を人肌に温めておく、注射針は極細のものを使うなどの工夫をするのもよいでしょう。また、子どもも安心して治療が受けられるような接遇を心掛けましょう。心掛け1つで、患者満足度は大きく変わります。

口コミ対策をする

Googleマイビジネスで悪い口コミを書かれてしまった場合は、口コミを削除してもらえないか、Googleに 問い合わせをしてみましょう。また、削除してもらえない口コミに対しては、誠実な返信をする方法もおすすめしています。

まとめ

ホームページを積極的に運用すれば「認知度」「独自性」「顧客満足度」を操作できます。この3つを高めるだけでも他院と差がつき、集患効果が見込めるはずです。この記事では、各項目のWebマーケティング施策(HP運用方法)をご紹介しました。ぜひ、それぞれのWebマーケティング施策をトータルで取り組むためにも、ビスカにご相談ください。

WEBマーケティング一覧はこちら

ホームページから集患するには?成功事例や問題解決の手法

2002年に厚生労働省が調査した「医療施設調査・病院報告の概要」では、ホームページの開設状況は病院53.7%、一般診療所12.9%、500床以上病院では91.0%という結果になっていましたが、3年後のホームページ開設状況は、病院70.2%、一般診療所20.5%と増加しています。

その後も、スマートフォンの普及率の上昇とともに、ホームページを持つ医院は増加傾向にあり、特に新規開院するクリニックにとって医院のサイトは開業のマストアイテムともいえる状況です。

もし、まだホームページを作っていらっしゃらない病院、歯科医院、動物病院の皆様は、ぜひホームページ制作を検討してみてください。
昔作ったサイトも、今風にリニューアルすることで、新たな集患につながります。

この記事では、ホームページ集患の成功事例や問題解決のための手法をご紹介します。

参考:

平成14年(2002)医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況

平成17(2005)医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況

事例(1):サイト分析に基づく効果的なコンテンツ配信で集患に成功

集患目的におけるホームページ運用が推奨されていますが、戦略を立てずにホームページ運用しても、思った効果は得られません。

ホームページ運用で集患に成功している医療機関は、まず自院やライバル医院のサイト分析を徹底的に行っています。

分析方法の一例

自サイトの訪問者数や閲覧が多いコンテンツをピックアップします。また、検索上位サイトのコンテンツ内容を確認しましょう。ライバルサイトと比べ、不足している情報があれば追加します。

次に、集患に成功しているエリアの住人の年齢層、最寄り駅の乗降数などをデータとして可視化することで戦略を立てます。

サイトの分析の際には、「Googleアナリティクス」や「Google Search Console」が役立ちます。

成功事例

ライバルサイトのコンテンツを分析した結果、医師の紹介ページが自サイトよりも充実していることがわかりました。

そこで、他の医院と差別化できる、院長の得意分野の診療ページを作り、医師の写真や症例や施術の写真を増やすことで、安心と信頼を訴求して集患に成功しました。

事例(2):予約の導線を用意して集患に成功

予約の導線を増やすことで、集患に成功した事例もあります。
ホームページをみて「この医院がよさそう」と思っても、そこから実際の来院アクションが起こらなければ、当然ながら集患にはつながりません。

ホームページを見ている時間帯は、夜間や就寝前、起床後などの時間帯が多いというデータがあります。そのため、そのタイミングで予約の電話をかけようと思っても診療時間外、というケースが多く発生します。

また、若年層の中には、電話をかけることが苦手と感じる人の割合も少なくありません。一方で日中は、お仕事や家事・育児で忙しく過ごす中で、忘れずに電話をかけなくちゃいけないという行為そのものが負担や負荷になってしまうことも。そのため24時間いつでも、短時間で手軽に予約が取れる体制が求められています。

問題を解決するには

このような背景から、病院や歯科医院の予約は、電話受付だけではなく、WEBやLINEを活用したものが増加しています。矢野経済研究所の新規開業クリニックに関する法人アンケート調査結果では、予約システムの導入率は62%)

電話受付以外の手段を設け、「予約を取りたいと思った時に予約がとれる体制」を作りましょう。

成功させるための手法

WEBでの予約システムはもちろんですが、ホームページやLINEに専用フォームを設置して予約希望日時を送信してもらう、という方法でも、患者さんの予約~来院機会を逃さない手段として有効です。

いずれの場合でも、ホームページ上の目立つ位置にWEB予約ボタンを固定表示させることが重要です。

患者さんがホームページをみて「この医院に行こう」「予約しよう」と思ったら、すぐに目につく操作しやすい位置に「予約ボタン」があることで、高い意向をキープしたまま予約に誘導することができます。これが、ホームページからの集患効果=来院確度を上げることにつながります。

事例(3):動画を活用して集患に成功

動画を使った案内で、集患を成功させた事例もあります。

YouTubeやInstagramなど、動画が閲覧できるサイトが幅広い世代に浸透してきました。
これらのデジタルチャネルを活用して、集患に成功している医療機関が増えており、特に注目を集めているのがYouTube動画です。

制作したホームページにYouTube動画を埋め込むと、サイトの情報が充実するため、Googleからのサイトの評価を上げることもできます。

動画の有用性について

動画の有効性は、その情報伝達スピードの速さです。文字と比べて静止画(画像)は7倍、動画は5000倍の情報を伝えることができると言われています。

そのため、動画であれば、文字や静止画だけではわかりづらい院長先生・スタッフさんの雰囲気や院内の様子などを、見たままのリアルな情報として、わかりやすくスピーディに伝えることができます。

また、こうした動画をホームページに埋め込むことで、視覚的に高いアピール力が生まれます。動くものを思わず見てしまうという人間心理も作用し、ホームページの見た目にインパクトを持たせることが大切です。

成功させるための手法

医院ホームページで活用できる動画の主な種類としては

  • 院長メッセージムービー
  • 診療イメージムービー
  • 院内紹介ムービー
  • アクセスムービー

などが挙げられます。それぞれの動画に目的と役割がありますので、ホームページ上で特にアピールしたいポイントにあわせた動画の撮影制作が大切です。

こうした動画は、医院の良さを多方面から伝え、初めて来院する患者さんの不安感を取り除いたり、身近に感じてもらうことができるため、集患効果は大きくアップします。

まとめ

スマートフォンの普及率が高い今、病院の所在地や診療時間、休診日を調べる時も、電話よりインターネット検索に頼るケースが増加傾向にあります。

集患を成功させるのために、ホームページを開設するメリットは以下の通りです。

  • 患者さんが求める情報をホームページに掲載できる
  • 問い合わせの電話の手間を減らすことができる
  • 休診日や診療時間外でも絶えず情報を発信できる

幅広い年代でインターネットを使用できる令和の時代では、集患のチャンスが24時間あります。

集患のチャンスを逃さないように、開院やリニューアルの際にはホームページを開設しましょう。

日本ビスカではホームページの制作から運用、予約システムとの紐づけ、動画撮影・制作など、幅広いサービスを行っています。
現在お持ちのホームページにおいて、集患効果を感じていないという方も、まずはご相談ください。

日本ビスカについて

日本ビスカは1980年代から、資材の提供やホームページ制作など、医療機関に向けて時代に合わせたサービスを行っている会社です。
病院や歯科医院、動物病院など、医療機関の集患でお悩みの方は、WEBマーケティングサービスのご利用もご検討ください。

WEBマーケティングサービス – 日本ビスカ株式会社 |医療機関専門のホームページ制作会社

ホームページ保守・運用

ビスカのホームページ保守・運用サポートは、先生からのお悩みに最大限応え、保守料金以内で柔軟に対応しております。SEOやMEO対策に必要なGoogleマイビジネスなどの登録も行っております。まずはご相談ください。

医院でもホームページ作っただけではだめ!ライバルに差がつくホームページ運用事例

医療機関は全国で17万9,208件と年々増え続けており、ホームページをただ開設するだけでは、集患が見込めなくなってきました。ホームページを作ったら、集患のために積極的な運用をはじめましょう。ここでは、集患の成功事例を紹介した上で、ライバル医院に差がつく運用事例をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

(はじめに)

厚生労働省「医療施設動態調査(令和元年5月末概数)」によると、医療機関は全国で17万9,208件です。とくに都内に医療機関が集中しており、競争が激化しています。そのため、ホームページの制作だけではなく、運用まで行わなければ集患が見込めません。

ライバル医院に差を付けるために、どのようにホームページ運用を行えば良いのでしょうか?この記事では、ライバルに差がつくホームページ運用方法をご紹介します。

ホームページ運用(1):GoogleAnalytics分析

集患手段には種類がありますが、効果を数値で捉えられるのがホームページの魅力です。自院のホームページをGoogleAnalyticsで分析を行えば、「どのような年齢層が来院しているのか」「どの地域から集患に成功できているのか?」「来院動機は何なのか?」がわかります。

某総合病院では、GoogleAnalyticsでの分析を行った結果、医師に関する情報や治療実績の閲覧数が多かったため、それらの情報量を増やしました。その結果、「専門医が充実している病院」「信頼における病院」と安心と信頼の訴求に成功して、増患に至りました。

ビスカでは保守サービスの一環としてGoogleAnalyticsでのアクセス解析を行っております。ご希望の方はお問い合わせください。

ホームページ運用(2):コンテンツ配信

ホームページ運用では、コンテンツの配信も欠かせません。さまざまな医療機関でブログが更新されていますが、実際には配信内容に悩む医療機関も多いです。内容に悩んだ場合は、GoogleAnalyticsでの分析を行い、閲覧されている情報をさらに充実させましょう。

コンテンツの種類には「診療案内」「医師紹介」「治療実績」「スタッフ紹介」「お役立ち情報」「ブログ」があります。病気の予防方法やウイルス対策などお役立ち情報のアイデアが思い浮かばない場合は、クリニックに対する患者さんの感想も効果的です。ただし、診療や治療に関するクチコミは医療ガイドライン上NGですので、スタッフの応対やインテリアなどにとどめておきましょう。

ビスカでは成果報酬型SEOサービスでコラム執筆を行っております。詳しくはお問い合わせください。

成果報酬型SEOサービス

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ホームページ運用(3):専門分野特化型サイトの制作

厚生労働省「医療施設動態調査(令和元年5月末概数)」によると、医療機関は全国で18件近くあります。総合的な医療提供では他院と差別化しにくく、集患が見込みにくいため、近頃は専門分野に特化して活路を見出す医療機関が登場しています。得意とする治療に特化してトップページで大きく打ち出したり、治療方法や設備について紹介した特集ページを作ることで、ブランディング効果が見込めて、地域住民だけではなく、遠方にお住まいの方の集患も狙えます。

ホームページ運用(4):Webサイトの訪問者を増やす

ホームページをGoogleAnalyticsで分析をして、コンテンツ充実を図ることが大切だと述べてきました。しかし、ホームページの訪問者数がそもそも少ない場合は分析が正確に行えません。このような場合は、まずサイトを見てもらう人を増やすための施策を考えましょう。施策はSEO対策やMEO対策、SNS連携などオンラインを検討する方が多いですが、地域によっては駅看板や交通広告などオフラインとうまく融合させることも大切です。

[サイト訪問者数を増やす施策]

・SEO対策 :検索結果の上位に表示するための施策

・MEO対策 :GoogleMapやローカルエリア検索で上位に表示するための施策

・SNS連携 :facebookやinstagram、LINEなどで情報を発信するなど

・外部サイト連携 :医療ポータルサイトなどに情報を掲載する

・オンライン広告 :リスティング広告やSNS広告など

・オフライン広告 :駅看板や交通広告など

・口コミ対策:来院者へオンラインでの口コミを促進する

まとめ

医療機関のホームページで集患するためには、コンテンツの配信が欠かせません。どのようなコンテンツ配信を行えば良いかは、クリニックや先生の強み、子どもが多い住宅地・ビジネス街などエリアの特徴によっても異なります。そのため、まずはホームページの現状をしっかりと分析することが大切なのです。

GoogleAnalyticsを使ってホームページを分析することで、充実すべきコンテンツが見えてきます。ビスカでは他社で制作されたホームページでも、ホームページ無料診断を行い、対策を積極的にご提案しています。ホームページ運用にお困りの医院さまはぜひお気軽にお問合せください。

ホームページ保守・運用

ビスカのホームページ保守・運用サポートは、先生からのお悩みに最大限応え、保守料金以内で柔軟に対応しております。SEOやMEO対策に必要なGoogleマイビジネスなどの登録も行っております。まずはご相談ください。

Googleマイビジネスの簡単ですぐにできるMEO対策

MEOをご存じでしょうか。MEOとは、Map Engine Organizationの略であり、Google Mapなどマップアプリでの検索最適化です。最近は検索サイトではなく、マップアプリ経由の検索も増えていることから、店舗や企業はもちろん、クリニックも登録されるようになってきました。MEOでのポイントは、Googleマイビジネスの活用です。そこで今回は、医療機関向けのGoogle マイビジネスに関してご紹介します。

Google マイビジネスとは?

Google マイビジネスとは、店舗や企業の情報を登録し、その情報をマップに表示させられるツールです。クリニックもGoogleマイビジネスに登録することで、GoogleマップやGoogle検索で情報が表示され、潜在患者層にアピールできます。

Google マイビジネス登録内容

クリニックの場合、Googleマイビジネスに登録できる基本的な内容は下記の通りです。

  ―クリニック情報(院名、電話番号、住所、診療時間、科目名など)

  ―外観、待合室や診療室、検査機器などの写真

     ―提供している医療サービスの情報など

Googleマイビジネスに登録しなくてもクリニックの情報が自動的に表示されることがありますが、それはGoogleが拾い上げた情報に基づく自動生成のため、正確な情報ではないことがあります。くクリニック側でGoogleマイビジネスに登録したほうが、患者さんに正しい情報を伝えられ、スムーズな集患にもつながります。

Googleマイビジネスで可能なこと

Googleマイビジネスでは情報登録するだけでなく、その他の機能もあります。

 ―口コミの管理・返信

 ―閲覧数、アクセスエリアなどの簡易分析

 ―簡易レスポンシブサイトの作成

情報を登録するだけでなく、どのような情報を患者さんが求めているか把握でき、クチコミを通して患者さんとのリアルなコミュニケーションが取れるなど、集患をより促すことが可能です。

Google マイビジネスへ登録方法

Googleマイビジネスへの登録方法をご紹介します。Googleマイビジネスへアクセスし、Googleアカウントの情報を入力し、自院の診療体制に関する基本情報を入力します。ただし、不要な情報を載せるとポリシー違反になるため、ガイドラインの確認が必要です。

ビスカでは、医療ガイドラインに基づきGoogleマイビジネスの登録や更新を行っています。

登録する際のポイント

情報を入力する際に、MEO対策となるためのポイントをご紹介します。

カテゴリ

カテゴリは基本情報で登録されていますが、それ以外にも複数のカテゴリを設定できます。たとえば、薬局を併設している場合などは、サブカテゴリに薬局と設定することで、検索の際ヒットされる可能性が増えます。どのカテゴリーを選ぶか迷ったときは、競合医院を参考にすると良いでしょう。

 特徴・サービスのオプション

カテゴリにより表示される項目は異なりますが、クリニックの特徴やサービスを入力できます。属性情報によって検索されるため、より上位に検索結果が出るように登録しましょう。登録できる項目例としては、治療内容、費用、往診、カウンセリングなどがあります。属性などは新しい項目が定期的にアップデートされるため随時チェックしましょう。

まとめ

MEO対策のための基本がGoogleマイビジネスです。Googleマイビジネスでクリニックの基本情報を登録することはもちろん、患者さんとのコミュニケーションにも活用できます。ビスカでは成果報酬型MEOサービスをご提供していますので、お気軽にご相談ください。

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コロナ禍でも集患UPは可能です!医院が今やるべきWEB集患対策5選

新型コロナウイルスの影響は、各医療機関にも広がっており、約5割の医療機関は患者数が減少したと回答しています。その一方で、コロナ禍で増患に成功する医療機関も存在します。この記事では、コロナ禍でも集患UPできるホームページ対策についてご紹介します。

はじめに

新型コロナウイルス感染症の流行により、外出自粛ムードが高まり、患者さんが医療機関の受診を控える動きも広がっています。

日経メディカルの調査結果によると53.4%の医療機関が患者数は減少したと回答。特に、影響を受けている診療科は、小児科(78.0%)、整形外科(63.7%)、消化器内科(61.2%)です。

半数以上の医療機関が集患に苦戦していますが、集患UPの対策を行えば、コロナ禍でも集患は可能です。この記事では、コロナ禍で集患UPできるHP対策をご紹介します。

(※記事内の調査結果は、日本医師会第7回 日本の医療に関する意識調査」を参考にしています。) 

集患対策(1):MEO対策

かかりつけ医がいる患者さんの割合は55.2%で、高齢者ほど高い割合を占めています。若い世代の患者さんには、かかりつけ医はほとんどいません。その理由として「あまり病気にかからないので必要ない」「その都度、受診に便利な医療機関を選んでいるから」が挙げられます。

また、医療機関の利用は緊急である場合が多く、近くの医療機関に駆けつけることが多いです。患者さんはGoogleマップで、現在地の近くにある病院を探します。そのため、Googleマップ上に医療機関情報が掲載されるようにMEO対策をおすすめします。

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集患対策(2):オンライン予約システム

医療機関での感染に不安を感じる患者の割合は69.3%で、院内感染を恐れて受診を控えていると回答しています。とはいえ、患者側は「オンライン診療」を求めているわけではなく、あくまでも「対面受診」を希望していることが医師会の報告書でもわかります。

院内感染を恐れる患者さんの不安を払拭するために、予約システムの導入をぜひ検討してみてください。予約制にすれば、待合室の三密(密集、密接、密閉)が防止できます。

ビスカのオンライン予約システムについてはこちら

集患対策(3):LINE for Business

医療機関での感染に不安を感じる患者さんがいる一方で、感染状況やコロナ対策に関する情報提供を行った医療機関は58.6%という結果に。HP上で情報提供するだけでは、サイトを閲覧してくれた患者さんにしか情報は届きません。

これらの問題を解決するために、コミュニケーションツールを導入してみましょう。おすすめは「LINE for Business」です。スマートフォンが普及した現在、LINEは8,400万人が利用しています。LINEを活用して、感染状況やコロナ対策の情報を提供すれば、患者さんに安心して来院してもらえます。

集患対策(4):オンライン広告

集患対策としてオンライン広告とオフライン広告があります。医療機関では、総売上の5%程度を広告宣伝費に費やしますが、地域密着型となる医療機関では、まだまだ交通広告(駅やバスの看板)などオフライン広告を活用していることも珍しくありません。

しかし、外出自粛中は、オフライン広告だけでは高い効果は見込めません。コロナ禍で集患をしたい医療機関は、一時的にでもオフライン広告費をオンライン広告費に移行することを検討してみましょう。

リスティング広告

短期的にホームページのアクセス数を増やしたい場合には、確実に検索結果上位に表示されるリスティング広告がお勧めです。

ビスカではGoogle広告の有資格者が、集患に繋がりやすい効率的な運用を行っております。

集患対策(5):感染症対策情報の掲載

新型コロナウイルスの影響で、部活などのケガが減ったことも影響し、整形外科では新規の患者数が約6割減少したと回答しています。しかしその一方で、外出自粛による運動不足や交流の減少で、精神的不調(35.6%)や体の不調(20.7%)を感じている人も増加しているのです。

コロナ禍を逆手に取り、増患している整形外科では、感染症対策に関する情報をホームページに掲載しています。「お知らせ」「ブログ」に掲載するのではなく、トップ画面など誰が見てもわかる場所に情報を掲載することがポイント。徹底した感染症対策を行っている医療機関であることを訴求して、患者さんの誘致に成功しています。

まとめ

新型コロナウイルスによる外出自粛ムードが広がる中で、集患に苦戦する医療機関も増える一方で、感染症対策情報を積極的に掲載して、増患に成功している医療機関も存在します。そのため、患者さんに安心感を与えて来院してもらえる情報発信に取り組みましょう。

今回は、コロナ禍でも集患できるホームページ対策をご紹介しました。取り組んでいない施策がある場合は、ぜひ検討してみてください。